永遠のギターヒーロー。ランディローズに捧ぐ

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永遠のギターヒーロー。ランディローズに捧ぐ

今年も3月19日がやって来ました。毎年、この時期になると聴きたくなるCDアルバムがあります。

ハードロックやヘビィメタルが好きな人なら、3月19日と聞いてすぐにあるギタリストが思い浮かぶかもしれませんね。

そう。3月19日はハードロック、ヘビィメタルの歴史に名を残し、多くのギタリストに多大な影響を与えた悲運のギタリスト、Randy Rhoads(ランディローズ)の命日なのです。

今から37年前の1982年3月19日、その悲劇は起きました。

遊覧飛行のために乗ったセスナ機が墜落し、ランディローズは25歳という若さで命を落としたのです。

セスナ機のパイロットは飲酒により泥酔状態だったそうです…。

トリビュート ランディローズに捧ぐ

私が初めて買った、ランディローズのギタープレイが収録されたアルバムがOzzy Osborne(オジーオズボーン)のアルバム「トリビュート ランディローズに捧ぐ」です。

ランディローズ在籍中のライヴアルバムで、ランディローズの生々しいプレイを聴くことができます。

ジャケットの写真、オジーに抱き抱えられたランディローズの笑顔が印象的ですね。

Rikky
Rikky
全14曲入りのこのアルバムはあらゆるレビューで高評価されています!

ヘビィなリフにクラシカルなフレーズ、緩急のあるメロディックなギターソロ等。一度聴いてランディローズのギタープレイに惚れ込んでしまいました。

リフとリフの合間に速弾きを入れたり、ギターソロを弾き倒したりと、リードギターのかっこよさを教えてくれたギタリストの一人です。

オジーオズボーンといえば、一緒に組むギタリストは世界に名だたるギタリストばかりです。

ランディローズの後にはJake E. Lee(ジェイク・E・リー)やZakk Wylde(ザック・ワイルド)をギタリストに迎え、名曲の数々を残しています。

ランディローズとオジーが一緒に組んだのは、わずか2年半です。

しかし、その間に作られた曲の多くが今もオジーオズボーンのセットリストとしてライヴでプレイされているのです。

ギタリストのためのバイブル

I Don’t NoやCrazy Trainで聴かれるヘビィなリフや、オジーオズボーンの持つブラックサバス色を演出するかのような曲調のMr.Crowley、Believer。

駆け抜けるようなソロ、ライトハンドタッピングを多用したソロが魅力のロックナンバー、Flying High Again。

ランディローズのクラシックからの影響が見てとれる、壮大でドラマティックな佳曲Revolution(Mother Earth)。

そして、まさにオジーがランディローズに捧ぐような名バラードのGoodbye to Romance。この曲のギターソロはまさに、歌詞を現すように友との別れを泣いている様。

この曲はオジーオズボーンのトリビュートアルバムで、Lisa Lobe(リサ・ローブ)がカバーしていますが、男性ミュージシャンの歌う曲を女性が歌い上げるのも新鮮で良いですね!

特に、切ないバラードなのでなおさらです。

ヘビィメタル界の帝王と呼ばれるオジーオズボーンですが、ランディローズが母親のために作った、クラシックギターのソロ曲「Dee」を、オジーは自らのアルバムに収録したということが二人の信頼関係の強さを現しているように思います。

このアルバムはヘビィメタルナンバーからロックナンバー、バラード、クラシックギターソロまで入っています。

歯切れ良いリフや緩急のあるリードギター、ドラマティックなコード進行等、ギター初心者の教則にもおすすめです。

Rikky
Rikky

バンドスコアも発売されています!

私の中の永遠のギターヒーロー

メンバーとの不仲から成功を収めていたブラックサバスを脱退し、失意にあったオジーオズボーン…。

そんなオジーのギタリスト募集のオーディションに現れたランディローズ…。

オジーはランディローズのギタープレイを目の当たりにし、すぐに惚れ込んでしまったそうです。

ランディローズはアメリカ人では小柄な170㎝の身長です。見た目も華奢で、オジーは最初、ランディローズが男なのか女なのかわからなかったくらいだそうです。

しかし、そのギタープレイは鬼気迫るものがあったのでしょう。

After Hoursという番組に収録された1981年4月28日のランディローズのギタープレイを見ていると、全身全霊でエモーショナルにギターを弾く姿に、失意のオジーを照らす光りのような力強さを感じます。

そしてランディローズのギターといえば、GIBSONのレスポールカスタムとJacksonのポルカドットVがすぐに思い浮かびます。

ランディローズに憧れて購入したフライングV。

Rikky
Rikky
私も若い頃、ランディローズの命日にこのギターを抱え、ランディローズのトリビュートライヴをしたのが懐かしいなぁ。

やっぱりいくつになっても心の中のヒーローて偉大ですね!

25歳という若さで、名曲の数々を遺してくれたランディ。あの事故さえなければもっともっと、どんなに素晴らしい曲を、演奏を聴かしてくれただろう…。

「ありがとう。ランディローズ」

ギターヒーローとして永遠に私の心に…。

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