『君に微笑む』さくらひめ!愛媛で生まれたデルフィニウム

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愛媛で生まれたデルフィニウム『さくらひめ』。君に微笑む

寒い日が続きますが本日は晴天に恵まれたため、新品種のデルフィニウム『さくらひめ』を見に行ってきました。

デルフィニウムって本来は青色や紫色をした花のようですが、この『さくらひめ』は品種改良されておりピンク色の花を咲かすのが特徴です。それにしても和の心を感じるネーミングですね!日本人のハートを惹きつける、そんな魅力のある名前です。

『さくらひめ』を見れる場所

さくらひめを見れる場所。

自宅から車を走らせること10分…。到着ーっ!速っ(°∀°)。

やって来たのは愛媛県東温市下林にある愛媛県農林水産研究所・農業研究部 花き研究指導室です。しかし名前が長いなぁ…(^^;)。

 

愛媛県農林水産研究所・農業研究部花き研究指導室 郵便番号791-0222 東温市下林2210-1 入場料無料 9:00~17:00まで 月曜日定休(祝日の場合は火曜日定休)

私は略して花き研究所と呼んでいます!『さくらひめ』はこの愛媛県農林水産研究所が品種改良を行って誕生した花なんだそうです!入場料無料でプロの方々が育てた美しい花々を鑑賞することができます!

※『さくらひめ』は12月下旬から春の終わり頃まで鑑賞できます。

ゴールデンウイークには「花まつり」の会場に

実はここにはほぼ毎年、ゴールデンウィークに行われる「花まつり」で訪れています!

その時の渋滞といえば半端ありません(*_*)。もう一度言いますが「半端ありません!」。

隣接した広大な敷地を臨時駐車場として交通誘導も行われますが、たどり着くための唯一の道(道路)に大渋滞を引き起こします。

その理由は、見事に咲き誇った花々や果肉植物などが安値で販売されたり、オークション販売されるのです!ひょっとしたら破格での落札もあり得ます。可愛いプランター付きで販売及び出品されているものもあります。

花まつりの記事はこちらに書いてありますφ(..)。

グランブルー!色違いのさくらひめ発見!?第54回えひめ花まつりに行ってきた。
グランブルー!色違いのさくらひめ発見!?第54回えひめ花まつりに行ってきた ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日、愛媛県東温市にある愛媛県農林水産研究所(花き研究指導室)で開かれた第54回『えひめ花まつり』(5/3~5/4)に行って来まし...

しかし本日は平日であり、駐車場の車は両手で足りるほどの数でした(^^♪。

敷地内には自動販売機しかないのと、近くに食事を摂れるお店もありませんので、訪れる際にはご注意ください!(花まつりの時は露天が建ち並びます)

大きな花時計がシンボルマーク

まずはシンボルマークでもある花時計を見に庭へ・・・。

シンボルマークの花時計。

しかし、なんだかいつもと違って地味です…。せっかくの花時計なのにハボタンしかありません☹️。どうやら花時計に花がカラフルに咲き誇るのは花まつりを迎える春のようですね。

気を取り直して庭を散歩します。花時計のそばには鯉が泳ぐ池があり、花まつりの時にはたくさんの子ども達が集まっています。

鯉たちが泳ぐ池。

地元のマスコットキャラクターを彩る立体花壇もある

庭を抜けて裏のビニールハウスを見に行く途中には立体花壇があり、パンジー、ビオラ、ハボタン等で愛媛県のシンボルと言える「みきゃん」「ダークみきゃん」「松山城」などが描かれています。

みきゃんとダークみきゃんの立体花壇。

今年の干支である亥(いのしし)とうり坊🐗もありました!その他、愛媛県の観光名所でもある「松山城」や冬の恒例行事「愛媛マラソン」を表現した立体花壇もありました!

2019年の干支、イノシシの立体花壇。

立体花壇の周りには1月がみどころのハボタンが!訪問時がまさに1月だったこともあり、ハボタンやビオラは研究所内にチラホラと見かけました。

1月の花ハボタン達。見事に咲いています。

見学自由なビニールハウス達

施設内にあるビニールハウスは「閉鎖中」の貼り紙がされていなければ自由に出入りすることができます。『さくらひめ』はどこかなぁと思いつつも、建ち並ぶビニールハウスの中に見える花達に惹かれ、一つ一つハウスに入っては各所に咲く花を観賞してしまいます。

薔薇のビニールハウス

咲き誇る「ローテローゼ」という薔薇。

ビニールハウスは温室なので、ハウスの外が1月の厳しい寒さであっても薔薇達は見事に咲いています。

白薔薇は上品で淡く可憐。そして美しいですね!

淡く咲く、可憐な白薔薇。

他のビニールハウスには珍しい花が栽培されています。私が無知なのでしょうか、何の花だろう?見たことのない花もたくさんありました。

名前を知らない花。

ユリがあったり、観葉植物のビニールハウスがあったり多種多様です。ユリは白い花のイメージでしたが、紫色もあるのですね。

黒い?紫?初めて見たユリの花。

これはまさに紅葉のような花?葉っぱ?を咲かせています。見たところビニールハウス内のどこかには栽培している花の品種が書かれていました。

まるでもみじが紅葉したような花達。

外が寒くてもビニールハウス内は温度・湿度管理がされているため温かく、今の時期には快適です。花々もカラフルに咲き誇り、ゆっくりと花を観賞することができました。

温室で咲き誇る花々。

この農林水産研究所・農業研究部 花き研究指導室がある場所は、自然が残されたとてものどかな場所にあります。 ビニールハウスのそばの水路(幅約30㎝)では天然のメダカ達がたくさん泳いでおり、少年時代の自然の豊かさを懐かしんでしまいました。

発見!!『さくらひめ』

通常のデルフィニウムってこれ?ですよね?

通常のデルフィニウム。

敷地も広くのびのびと過ごせるので、人の少ない平日に小さな子どもを連れてくるには良いかもしれませんね!ベビーカーを押して散歩するにも良い場所だと思います。

ビニールハウスを順に観賞して回っていると、「来て来て」と妻が呼びます。行ってみるとありました!『さくらひめ』

さくらひめのタグが入ったプランターを発見。

「これがさくらひめか!」

初めて見るさくらひめの花に目を奪われる。

綺麗ですね!本当に桜のような淡いピンク色に、花の形も桜に似ています。花びらに入った和紙のようなシワまで桜に似ています。それに、よく見ると花びらの中に緑色の点が模様のように入っています?

花びらに緑の模様が入っています。

先ほどのデルフィニウムと同じ名の花には見えません!(正確に言うと違う名前ですよね(;’∀’)品種改良されてるけど)

ビニールハウスの中には『さくらひめ』の栽培をされている男性がいましたが、忙しそうにされていたので花びらに何故、緑の模様が入っているのか聞きそびれてしまいました😅。

桜の花のようなさくらひめ。近くから撮影。

『さくらひめ』の咲くビニールハウスはとても甘い、良い香りがします。ひょっとしたら違う花なのかも知れませんが…(・_・?)。

愛媛県で品種改良されて生まれた新品種のデルフィニウム『さくらひめ』。見ていると心が癒されますね。

一面に咲くさくらひめ達。

さくらひめは平成27年に品種登録され、平成29年から愛南町で栽培が開始されました。宇和島の直売所で購入することができるそうです。

『さくらひめ』の花言葉と世界博覧会「金賞受賞」

『さくらひめ』を観賞した後は花き研究指導室の建物の中に入ってみました。

建物の入り口に貼っているポスターには『君に微笑む』という文字が。どうやら『さくらひめ』の花言葉は、『君に微笑む(愛顔)』『可憐な乙女』そして『希望』だそうです。

さくらひめの花言葉が書かれたポスターが貼られている。

『君に微笑む(愛顔)』の愛顔の読み方は「えがお」です。愛媛(えひめ)県外の方からすると少し戸惑うかもしれませんね!

その見た目の愛らしさに加え、『さくらひめ』という女性らしい名前、そして、『可憐な乙女』『君に微笑む』の花言葉は、男性が女性に贈る花として「勝負」の場面で使えそうですね😀。

花き研究指導室の中はパネル展示がメインですが、フラワーアレンジメント等、定期的にイベントも行われているようです。

よく見るとこのフラワーアレンジメントはデルフィニウムですよね!?

フラワーアレンジメントとパネル展示。

そして、『さくらひめ』ももちろん展示されています!台湾国際博覧会切り花部門、金賞受賞の文字が!

世界博覧会、金賞受賞の文字とともに飾られたさくらひめ。

どうやら、昨年2018年に台湾台中市で開かれた「2018台中フローラ世界博覧会」の切り花部門で13団体の出展から選ばれ、堂々の金賞を受賞したそうです。

すごいことですよね!しかもそれが愛媛県で誕生したということで、愛媛県民としても嬉しく思います。

おわりに

どうやら愛媛県による『さくらひめ』をモチーフにしたマーケティング(商品化、販売、宣伝等)がスタートしているようで、すでに様々な商品が販売されてます。

『さくらひめ』の花言葉の一つ『希望』には、愛媛の経済に対する明るい未来も託されているのでしょうか?

日本人なら誰もが好きな桜。日本の象徴でもあります。その桜と女性に対する美称である媛(姫)を掛け合わせて生まれた花の名前が『さくらひめ』

花言葉である『君に微笑む』というのは、ひょっとしたら贈った人自身が主語であり、この花を贈られた、もう1つの花言葉でもある『可憐な乙女』が、贈ってくれた人に微笑むという風にも感じられます。

何はともあれ、『さくらひめ』はその名にふさわしい美しさと愛らしさを持った上品な花でした。

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