ハロウィンへ向け巨大かぼちゃはいかが!?愛媛発の「どてかぼちゃカーニバル」!!
先日、愛媛県東温市見奈良(トウオンシミナラ)にあるレスパスシティで「どてかぼちゃカーニバル」が開催されました。
レスパスシティとはショッピングセンター「クールス・モール」や「坊ちゃん劇場」、「天然温泉利楽(りらく)」、大型産直市「あさつゆマルシェ」等が一か所にまとまった複合レジャー施設です。
ところで、「どてかぼちゃ」という品種のかぼちゃはネットで検索しても出てきません。「どてかぼちゃ」という名前のテレビ番組はあったみたいですが…。
調べてみると、どうやら「どてかぼちゃ」というのは、アメリカ由来のかぼちゃ「ビックマックス」のことのようですね。
この通称「どてかぼちゃ」の苗は愛媛県農林水産研究所花き研究指導室で毎年、ゴールデンウイークに開催される「花まつり」で無料配布されています。
「ぜひ育てて、どてかぼちゃカーニバルに出してください」と東温市の青年農業協議会の方に過去2回ほど苗をいただき、張り切って育成していたのですが残念ながら現在までに出品に至っていません。
1度目は強い西日に枯らしてしまい、2度目は順調に実っていると思っていた矢先にほんのわずかの虫食いから雨水が入って腐らせてしまいました。
さて、残念ながら出品することは叶わなかったどてかぼちゃですが、先日9月8日日曜日に開催された「どてかぼちゃカーニバル」の様子をお伝えできればと思います。
どてかぼちゃカーニバルとは
「どてかぼちゃカーニバル」の主催は東温市青年農業者協議会の方々です。地元で農業に従事し、地域農業の振興に寄与することを目的として組織されたそうです。
そして、その中の一人がアメリカへ農業研修へ行かれた際に持ち帰ったかぼちゃの種により、全国へどてかぼちゃが広がったんですね。
どてかぼちゃカーニバルの概要
東温市青年農業者協議会のメンバーの一人が農業研修で訪米した際、最大直径1m近くに育つ飼料用かぼちゃ「ビッグマックス」の種を入手し、持ち帰ったこと に始まり、どてかぼちゃを通じて全国の農業者及び地域住民との交流を図り友情と親睦を深めようと、昭和60年に全国で初めて開催したどてかぼちゃコンテストです。
回数を重ねるごとに、地元東温市内にとどまらず愛媛県内全域、さらには県外にも広く知られるようになり、東温市の一大イベントにまで発展しました。
カーニバルでは、コンテストの他、地元農産物加工品の販売などの各種バザーや、もちまき、餅つき実演販売、ガラポン抽選、イベント(かぼちゃタワー・重量当て)が行われます。引用:とうおん応援ポータルサイト とうおんNOTE(ノート)より
その歴史は意外と古く(失礼)、なんと第35回目の開催(2019年現在)でした!自分の歳に近くて驚き!
レスパスシティは実家から車で10数分くらいの場所なのに、どてかぼちゃカーニバルを知ったのはここ5、6年前ぐらいかなぁ。
誰でも、どてかぼちゃの出品が可能
「どてかぼちゃカーニバル」へは誰でも自分で育てた「どてかぼちゃ」を出品することができます。デザインも自由です。アニメのキャラクターに見立ててペイントしていたり、中をくり抜いてジャック・オー・ランタンのようにしていたり、出品者の個性を出すことができます。
出品するメリットとしては、自分の育てた自慢のかぼちゃ、もといアート作品を広く認知してもらえる?ことや、「どてかぼちゃカーニバル」のオリジナルTシャツもしくはハンドタオルがもらえること、また、品評で「大会長賞」や「ちびっこ賞」に選ばれるかもしれません。
賞に選ばれるとどんな特典があるのかは知りません…。誰か知ってたら教えてください。
第34回「どてかぼちゃカーニバル」までは出品者全員に「どてかぼちゃカーニバル」のオリジナルTシャツが配布されていたのですが、第35回の開催からは、出品した「どてかぼちゃ」を寄付される方にはオリジナルTシャツが、出品後に持ち帰りを希望される方にはハンドタオルへと一部変更となったそうです。
開催年度によって変更があるかもしれないのでよく確認しておいたほうが良いですね。それと、出品の受付は「どてかぼちゃカーニバル」の前日(土曜日)の1日(9:00~17:00)しかないため、注意が必要です!!
どうしても当日受付に参加できない方は代理出品という形で知人や家族に依頼することは可能です。
この場合は寄付・持ち帰りの有無に関わらず出品者への配布はハンドタオルとなるそうです。なお出品の数に関係なく配布はTシャツかハンドタオルのどちらか1個となります。
寄付された「どてかぼちゃ」は開催終了後に大きさやデザインに関わらず一律500円で希望者へ販売されます。
ハロウィン用に欲しい人は早めに買わないと先着順で終了してしまうわね。
しかし、大きくなった「どてかぼちゃ」を会場へ運ぶのも、持って帰るのも大変ですね。「おさるのジョージ おばけ伝説のなぞ」のレンキンスさんの苦労がわかるような気がする。
どてかぼちゃを使った多彩なイベント
かぼちゃのお祭りだけに、「どてかぼちゃ」の展示に加えかぼちゃを使った催(もよお)しが開かれています。それぞれ、受付時間が決っていたり数に限りがあったりするのでタイムスケジュールの確認等しておいたほうが良いですね。
ハロウィンかぼちゃのカービング体験
来たるハロウィンへ向け、自分で世界に一つだけののジャック・オー・ランタン🎃を制作することができます。このコーナーは毎年順番待ちの列ができる人気コーナーです!
「どてかぼちゃカーニバル」は午前10時から開催ですが、午前11時頃にはすでにSサイズの制作は販売終了となっていました!
Lサイズ、Mサイズ、Sサイズとサイズが小さくなるほど体験費用も安くなります。また参加者の多くが小中高生といった感じでしたが、手ごろに作れるサイズということもありSサイズが一番人気ですね。
<カービング体験費用>
- Sサイズ 750円
- Mサイズ 1000円
- Lサイズ 1250円
かぼちゃタワー(積み上げ)
これはこどもが多く参加している姿を見かけました。参加費用は100円で、用意された小振りのかぼちゃを積み上げていくゲームです!崩れずに積み上げたかぼちゃは持って帰ることができます。しかし、積み上げすぎるとご飯がかぼちゃづくしになりそうですね!
4個のタワーを完成させると「どてかぼちゃカーニバル」のオリジナルTシャツがもらえます。しかし、かぼちゃにはヘタがあるのでなかなか難しそうです…。
オリジナルTシャツは毎年柄が変わり、人気ですね!過去の「どてかぼちゃカーニバル」のオリジナルTシャツは安く販売されていることもあり、私も買ったことがあります。
重量当て
指定された「どてかぼちゃ」を手に持ってみて、予想の重量を紙に記入し投票箱に投票します。結果発表の時間をアナウンスしてくれるのでその時間を楽しみに待ち、実際の重量により近い数字を書いていた人が当選します。
大人用は大体30㎏の「どてかぼちゃ」を目安にしていると東温市青年農業者協議会の方から聞いたことがあります。女性でも軽々と持ち上げる人がいますね!
重量当ては過去に何度も挑戦していますがいまだ当選したことがありません(笑)。「どてかぼちゃ」を持つというより、抱え上げるという表現がふさわしいですね。
大人用とこども用の重量当てがあって、小さな子も「どてかぼちゃ」を一生懸命に抱えているね。
出品されたどてかぼちゃ達
例年、170~800個と出品数にバラツキはありますが、個性豊かな「どてかぼちゃ」達が展示されており見る人の目を楽しませてくれます(驚かせてくれます)。
このピカチュウは縦長の形を上手く利用している作品ですね!!
こちらはいかにもハロウィンといった作品です。
小振りでもアイデア次第で色々な表情を見せてくれます。
こちらは地元の保育園からの出品のようです。「ちびっこ賞」が取れるかな?
前回、第34回目の開催時には471個の出品があり、352.5㎏の「どてかぼちゃ」が「大会長賞」を受賞したようですね!
これは今回の「大会長賞」を受賞した作品です!!隣のおばあさんよりも大きい…。
先ほど書きましたように、出品者の方が寄付を希望した「どてかぼちゃ」は開催終了後に誰でも一律500円で購入することができます。
「どてかぼちゃカーニバル」の翌日、近所の保育園に「どてかぼちゃ」が飾られていたことがあったけど、誰かが買って保育園に寄付したのかな?
オリジナルTシャツ販売やガラポン抽選会にグルメ屋台
先ほどから話題に出ている「どてかぼちゃカーニバル」のオリジナルTシャツの販売ブース。
500円なら記念に1枚買っても惜しくないですね??会場には「どてかぼちゃカーニバル」のTシャツを着た人をちらほら見かけます。
こちらはガラポン抽選会の会場。
ガラポンは対象店(屋台)での買い物500円につき抽選券が1枚発行され、3枚集めると1回ガラポンに挑戦することができます。
ガラポン抽選券には使用期限があるので早めに抽選をすませておきましょう!(有効期限は当日14:00まででした)
グルメ屋台には東京ケーキやたこ焼き、フライドポテトなどのメジャーなものから「青年農業者オリジナルカレー」の販売もしています。その他フリーマーケット、くじ引きやアイスクリン、かき氷等のブースがあります。
このお祭りには何度も足を運んでいますが、オリジナルカレーはいまだに食べたことがないのでいつか食べたいなぁ。炎天下のカレーも美味しそう。
注意点とまとめ
<注意点>
- どてかぼちゃカーニバルの開催から間もない午前10時~11時の間は、東温市市役所からレスパスシティ前まで交通渋滞が予想されます(実際渋滞でした)。カービング体験をされる方は早めに会場入りしておくことをおすすめします(特にSサイズ)。
- また、一昨年前はめずらしく雨天決行となりましたが、どてかぼちゃカーニバルの開催される9月初旬はまだまだ残暑の強い日差しがジリジリと体力と水分を奪っていきます。会場は大型車専用駐車場(屋外)であり仮設テントもほぼほぼありません。小さなお子さんは地面からの照り返し(輻射熱)の影響を強くうけるので帽子やこまめな水分補給で熱中症の予防に気を付ける必要があります。
<まとめ>
毎年、びっくりするくらい大きなどてかぼちゃに驚かされたり、小さくとも抜群のアイデアやセンスで楽しませてくれるどてかぼちゃがあったりと、何度来ても飽きないお祭りでした。
これからの季節、ハロウィンへ向けてジャック・オー・ランタン用に巨大などてかぼちゃはいかがでしょうか!?
そして来年こそは、「どてかぼちゃカーニバル」に初出品できるといいなー。でも、大きくなりすぎると持って行くのが大変なのでほどほどで頑張ります!!
東温市青年農業者協議会の皆さま、どてかぼちゃを出品され会場を盛り上げて下さった皆さま、暑い中おつかれさまでした。
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