カブトムシを飼ったことありますか?道の駅で開かれる「かぶと虫まつり」「かぶと虫鑑賞会」に行ってきた
こんにちは。
梅雨明けし、こども達が大好きなカブトムシやクワガタの季節がやってきましたねー。
例年、愛媛県伊予郡の旧広田村(現砥部町)にある道の駅ひろた「峡の館」(キョウノヤカタ)ではこの時期、「かぶと虫まつり」「かぶと虫鑑賞会」が開かれひそかな賑(にぎ)わいをみせています。
もともとが町ではなく村という通りに、のどかな山村であった旧広田村は緑多い山間部に位置しカブトムシやクワガタがたくさん見られるのです。平成17年(2005年)に砥部町に吸収される形で合併され一つの町となりました。
さて、山田舎(やまいなか)の「かぶと虫まつり」とはいったいどのようなお祭りなのでしょうか!?
峡の館の「かぶと虫まつり」とは
令和元年7月21日で第14回目を迎えた「かぶと虫まつり」「かぶと虫鑑賞会」の会場は道の駅ひろた「峡の館」の店内に入り階段を登って行くと見えてきます。木で作られた建物だけに、まるで森の中にいるような感覚さえ感じます!
途中、至る所にオモチャのカブトムシ、クワガタ達の姿がありワクワクしてきますね!!
観て、触れて、作って学ぶ
峡の館の「かぶと虫まつり」は目で観る、手で触れてみる、自分で作ってみるというように、色々な体験を通してかぶと虫について学ぶことができます。
- 目で観て(見て)、読んで学ぶ
- 手で触れて学ぶ
- 自分の手で作って学ぶ
受付でカブトムシの飼育方法が詳しく書かれたパンフレットがもらえました。
各コーナーには担当の「○○先生」という名札を付けた方がいて、遊び方の指導をしてくれます。お話を伺っていると、地元の小学校で教壇に立たれていた教師OBの方だそうです。こども慣れしているわけですね!
手作りのポスターで読んで学ぶ
地元の子供たちと先生方が作成されたカブトムシやクワガタムシの特徴、生態系や飼育方法が詳細に記された手作りのポスターの数々が展示されています。
この「かぶと虫まつり」の運営には地元のこども達も参加していて、会場の案内や説明など立派に社会体験をしていました。
ポスターによると、カブトムシは7~8月に産卵し、生まれてきた幼虫は翌年の6月頃まで幼虫で過ごし、6~7月頃に蛹(さなぎ)となり、7~8月に成虫となるそうです。
カブトムシは一年かけて成虫になるのに、成虫で生きられる期間がすごく短いのね…。
「飼う人の心がまえ」も記されています・・・ドキッとしますね。
読んで学べるコーナーとして、カブトムシとクワガタムシにまつわる読書コーナーもあり、イスに腰掛けて熟読することもできます。写真で見るとすごくかっこよく見えますね。
これであなたもカブトムシ博士。しかし、並んでいる本の表紙を見ると…偶然でしょうが、クワガタ、クワガタ、クワガタですね。
カブトムシに触れて学ぶ
「かぶと虫まつり」だけに、やっぱり本物のカブトムシに触れてみたいですよね!特に男の子は興味深々なのではないでしょうか!?もちろん触れることができるコーナーが用意されています!
カブトムシ小屋
「かぶと虫まつり」のメインステージといえる、本物のカブトムシの成虫が生活するのがこの小屋です。カブトムシが潜(もぐ)れるようにおがくずが敷き詰められています。
カブトムシは夜行性で日中は土の中に潜っていて、夜中に飛び回るよね。
家で飼っていたら夜中の羽音に驚かされるね。
カブトムシ小屋のゲートは常時開放されていて自由にカブトムシに触れることができます。時々、カブトムシが小屋の中から出てきて会場内を飛び回っていました。
のぼり棒
オモチャのカブトムシがズラリと並ぶ中、本物の樹木が2本天井に向かって伸びています。しかし、これだけの数のオモチャのカブトムシやクワガタがいると本物が混ざっていてもわかりませんね。
この「のぼり棒」コーナーは先ほどのカブトムシ小屋の前にあり、小屋から獲ってきたカブトムシを登らせて遊ぶことができます。
初めて触る人も大丈夫、担当の先生がいてカブトムシの持ち方を指導してくれます。
カブトムシを持つときは短い角を持つそうですね。
作って学ぶ 親子体験教室
作って学ぶ親子体験教室として、有料で絵葉書作成や木を使ったモノ作り(カブトムシやクワガタ作り)、ふわふわ粘土での工作が楽しめます。体験料はどれも200円(材料費込み)になっています。
上の写真は絵葉書作成コーナーのものです。地元で獲れた野菜を下書きして絵の具で塗っています。こちらももちろん、担当の先生がいて絵の具の調色や筆の選び方など指導してもらえます。
そうめん瓜(ウリ)という野菜があることを生まれて初めて知りました!中央上部に写っている白い野菜です。
【親子体験教室】
- 絵葉書作り
- 木を使ったモノ作り(カブトムシ、クワガタ)
- ふわふわ粘土の工作
もちろん作った作品は持ち帰ることができます。こちらは「木を使ったモノづくり」で娘と息子が作ったカブトムシです。木を切ったり、ヤスリをかけたり、グルーガンで接着したり全て自分たちで行います。
道具の使い方など優しく指導してくれる先生(お兄さん)がいて、他の参加者の方々も楽しんで作っていました。
制作体験後は記念撮影とくじ引きが
制作体験後は、記念写真を撮影してもらえその場でプリントアウトもしてもらえます。無料なのが嬉しいですね!
それと、制作体験を行うたびにくじ引きをすることができ、当たればスズムシやカブトムシが、はずれてもキャンディーがもらえます!
道の駅で買い物も
道の駅なので地元で獲れた特産品など販売しています。休憩スペースもあるので食事もできますね。
何年か前にここでカブトムシの幼虫を買ったことがありますが、残念ながらこの時は売っていませんでした。もし道の駅ひろた「峡の館」を訪れた時にカブトムシの幼虫が売っていたのならラッキーですね!
カブトムシの幼虫は飼育ケースごと売られていて、幼虫が入ったトイレットペーパーの芯がケースの中心に立てて埋められており、その周りに腐葉土が敷き詰められていて、土の中で幼虫から成虫へ成長する自然環境下の疑似空間が飼育ケースに再現されているのです。
考えた人は素晴らしいアイデアですね!価格ははっきり覚えていませんが…800円くらいだったかなぁ。
上からのぞけばトイレットペーパーの芯の中で眠る幼虫の姿が観察できるので、自由研究の題材にも良さそうですね!
捕捉とまとめ
ところで、カブトムシはカブトムシって言うのに、クワガタムシをクワガタって呼んでいませんか?
クワガタは鍬形虫(クワガタムシ)という甲虫類(コウチュウルイ)の甲虫目(コウチュウモク)あるいは鞘翅目(ショウシモク)、クワガタ科に属する昆虫である。
カブトムシ(甲虫、兜虫)はクワガタムシと同じ甲虫目(鞘翅目)、コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される昆虫の種の和名である。
引用:フリー百科事典ウィキペディアより
そうです、クワガタは「クワガタムシ」が正式名称です。いままでずっと、「クワガタ」と呼んでいましたが、ここでポスター展示を見て、正式名称が「クワガタムシ」であることを知りました。
受付でもらったカブトムシの飼育方法が書かれたパンフレットは、「メス同士は一緒に飼えるがオスはケンカするので1匹づつしか飼えない」等、知ってるようで知らないことや、知っておくと役に立つことなど、イラストを交えて詳細に書かれています。
カブトムシを飼育するのにとても役立つ資料だと思いますよ!
主催の道の駅「峡の館」の皆さま、ご指導いただいた先生方、そして案内してくれたこども達、皆さんありがとうございました。
目で観て、手で触れて、親子で作って、カブトムシ三昧のお祭りでした!道の駅でこんなイベントが増えると良いですね!
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