ロッジが新設!梅津寺公園でのんびりと観梅や花見、ついでに松山観光もどうですか!

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ロッジが新設され、梅津寺公園は梅見や花見をするにも、松山観光の拠点にも良い。

こんにちは。

突然ですが、愛媛県松山市梅津寺(ばいしんじ)にある、梅津寺公園をご存知でしょうか。梅津寺駅に隣接するこの公園ですが、中四国や九州の方で、昭和生まれの人はご存知の人もいると思います。

そうです。海辺に面した梅津寺公園は、一昔前は「梅津寺テーマパーク」という、海水浴場を有する遊園地でした。ジェットコースターや観覧車もあったんですよ!ドラマのロケ地としても有名です!

しかし、開園当初は多くの来園者でにぎわっていた梅津寺テーマパークですが、年を追うごとに来園者が減って赤字経営となってしまいます。各種アトラクションや施設の老朽化を修繕することも難しく、開園から73年(リニューアルから46年)を経た2009年3月15日、ついに閉園してしまいました。

閉園前は無料で開園していて、妻と結婚する前に行った思い出があります。懐かしいなー。

梅津寺公園とは

梅津寺公園の入り口。

伊予鉄道が運営している公園で2009年の閉演以降、「梅津寺テーマパーク」から「梅津寺公園」に名前を変え、現在は梅や桜が咲く公園として営業を続けています。

梅や桜はテーマパーク時代からあったもので、当時は海水浴場や梅、桜の咲く庭園のあるテーマパークとして多くの人に愛されていました。閉演した今も園内はきれいに管理されていました。

駐車場は有料で普通自動車は終日300円(税込)。別途入園料が100円必要となりますが、運転免許を返納された方は入園料無料になりますので「運転経歴照明書」をお持ち下さい。開園時間は9:00~17:00までで、木曜日は定休です。

無人の入園ゲート。100円を投入口に入れます。

入園ゲートは無人のためセルフで100円を料金箱に投入します。

伊予鉄道が運営する公園らしく「坊ちゃん列車」の展示も

初代「坊ちゃん列車」。ドイツ製です。

この「坊ちゃん列車」は梅津寺テーマパーク時代からあるもので、「伊予鉄道1号蒸気機関車」として日本で初めてドイツのクラウス社(現在のクラウス・マッファイ社)で製造・輸入され、実際に松山~三津の間を走っていたそうです。

指定文化財「坊ちゃん列車」の石碑。

愛媛県指定有形文化財「坊ちゃん列車」の刻印があります。

愛媛県総合科学博物館の産業館にある「坊ちゃん列車」はこの「伊予鉄道1号蒸気機関車」の複製です!

梅園の様子

満開に咲く紅梅の木。

白梅、紅梅が咲いています。梅園には110本の梅の木があるそうで、訪問時はまさに見ごろを迎えていました。

白梅はまだつぼみもちらほら。

白梅はつぼみをちらほら見かけましたが、紅梅は満開から散り始めているものもありました。

紅梅、近くから撮影しました。

梅園の中には藤や桜の木も植えられており、四季を問わず木々の変化を楽しむことができます。下の写真は桜の木で、周りにはテーブルやイスが置いてあり、春になったら花見に来る人達を見かけます。

桜の木とテーブル、イス達。

芝桜も新たに植えられていました。観梅(かんばい)の間、園内の木々からは鳥のさえずりが心地よく聞こえてきます。

芝桜を近接撮影。

赤椿や白椿も綺麗な花を咲かせています。

満開の白椿。

梅津寺駅が隣接しているため伊予鉄道の電車も頻繁に通っていますね!

園内を横切る伊予鉄道の電車。

愛フィールド梅津寺

もともとあった遊園地部分は人工芝が植えられ、「愛フィールド梅津寺」という名称で愛媛FCのクラブハウス兼練習場になっています。梅の花を鑑賞しているとプレーをしているサッカー選手達の声が聞こえてきます。下の画像は「梅津寺テーマパーク」への入り口でしたが、現在閉鎖されておりテーマパークの跡地は愛媛FCの拠点になっています。

昔あった梅津寺テーマパークの入り口。今は閉鎖されている。

この入場口を見ていると閉演前に来たことを懐かしく思い出してしまいます。ここをくぐれば遊園地があったのです。

時にはドラマの撮影場所に

ドラマのロケ地、梅津寺駅。

隣接する梅津寺駅は、柴田ふみさん原作で織田裕二さんと鈴木保奈美さん主演のドラマ、「東京ラブストーリー」のロケ地として「ふるさと旅行村」とともに有名です。今ならDVDを借りて気軽に視聴することができるので、当時リアルタイムでドラマを見た人も、見たことないけど興味あるって人も視聴してみると良いかもしれませんね。「あっ!この風景はあの場面だ!」なんていう発見があるかもしれません。

梅津寺駅から見る海。ドラマの風景が蘇る。

イベントが行われることもある

駐車場では牡蠣小屋などの出店やイベントが行われることがあります。牡蠣小屋は牡蠣を㎏単位で購入し、セルフでバーべーキューを楽しむことができます。私も牡蠣小屋には来たことがありますが、牡蠣小屋が地元のニュースとして取り上げられ、一瞬ですがTVに映ったことがあります(^ω^)。

「坂の上の雲」ゆかりの秋山兄弟像もある

「坂の上の雲」ゆかりの地の看板。

梅津寺公園にある見晴らし山(小高い丘)を登った所には、司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」の主人公でもある、「秋山兄弟」の銅像が再建されています。

戦前、道後公園にあったものが戦後再建されたようです。「坂の上の雲ミュージアム」から梅津寺公園までは車で約20分程ですので、興味ある方は訪れてみても良いかもしれませんね。

秋山好古の銅像。厳しそうな表情。

兄の秋山好古(よしふる)像。瀬戸内海を見つめるように立っている。

弟である秋山真之の銅像。

こちらは弟である秋山真之(さねゆき)の銅像。

注意:山道、坂道になっているため車椅子や杖を使用される方は十分に注意して下さい。

ロッジもでき、観光の拠点に

昨年オープンした、ファミリーロッジ旅籠屋。

遠くからの画像になってしまいましたが、駐車場の奥に見える建物が「ファミリーロッジ旅籠屋(はたごや)」です。

リーズナブルな料金で宿泊することができるロッジで平成30年3月にオープンしました。梅津寺公園を運営する伊予鉄道が建設し、全国展開している「ファミリーロッジ旅籠屋(はたごや)」に賃貸することで営業を開始したのです。

「ファミリーロッジ旅籠屋」のパンフレットには近郊の観光スポットの案内や祭りのシーズン等が記載されていますので、ここを観光の拠点として愛媛松山市を観光するのもありだと思います。ファミリーロッジ旅籠屋のパンフレット。

まとめ

来園したときは梅が見ごろを迎えており、観梅に訪れている方の姿がそこそこ見られました。いつ訪れても人が多すぎることもなく、のんびりと観梅や花見を楽しめます。これから春になって桜の花見に出かけられてはどうでしょうか。

バリアフリーに整備されているわけではありませんが、梅園内は勾配や段差がほとんどなく、比較的車椅子やベビーカーを使用しての観梅や花見がしやすいのではないかと思います。

夏になれば海水浴で訪れる方も多く、木々の変化も四季を通して楽しめます。

県外の方は新設されたロッジで宿泊し、松山観光するのも良いと思います。

最後に、愛媛県に唯一あった遊園地がなくなったことを今でもさびしく思います。いつの日か、この愛媛にもまた遊園地ができたらいいなぁ!(^^)!。

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