河童は本当にいた!!四万十川のほとり、海洋堂かっぱ館で芸術の才能に触れる

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河童は本当にいた!!四万十川のほとり、「海洋堂かっぱ館」で芸術の才能に触れる

愛媛県南予地方に流れる広見川は同県鬼北町を源流に、鬼北町、松野町を流れて高知県へ流入し、四国最長の川である四万十川(シマントガワ)と合流します。

四万十川は「日本三大清流」「日本最後の清流」とも呼ばれていますが、この大いなる清流のたもとには「かっぱ」のふるさとと言える博物館があります。

その名は「海洋堂かっぱ館」・・・。

そう、フィギュアや模型、食玩の造形で有名な「海洋堂」の博物館です。「海洋堂」と「かっぱ」と聞いて興味がわく人も多いのではないでしょうか!

伝説上の生き物である「かっぱ」は未確認生物です。空想上の生き物と思われている方も多いと思いますが、日本全国でその存在が伝承されている、「伝説上」の生き物です。

Rikky
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空想上の生き物と、否定してしまうと夢がないですよね!

そんな伝説の生き物である「かっぱ」の博物館とはいったいどんな博物館なのでしょうか…。

海洋堂かっぱ館とは

高知県高岡郡四万十町打井川に位置し、清流四万十川のほとり、数えきれないほど多くの「かっぱ達」が暮らす博物館。風情ある杉の柱や丸太、土壁で作られた建物はある種の趣き(おもむき)を感じさせてくれます。

中世的なような、メルヘンチックなような、そんな外観ですが「かっぱ」という伝説上の生き物が自然と打ち解けていますね!2019年7月13日にリニューアルオープンしました。

1号館と2号館が渡り廊下でつながっており、館内にはミュージアムショップが併設されています。

海洋堂かっぱ館 開館時間 10:00~18:00(最終入館17:30) 休館日:火曜日

入館料 高校生以上500円 小中学生300円 未就学児は無料

※海洋堂かっぱ館、ホビー館共通入館料は高校生以上1200円 小中高生600円 未就学児無料

館内にはかっぱ、かっぱ、そしてかっぱ

館内の至る所にかっぱ達がいます。足元にもかっぱ、天井にもかっぱ、トイレにもかっぱ、気が付けば後ろにもかっぱ…。

そうそう、「海洋堂かっぱ館」という表記なので、この記事では「かっぱ」という呼び方を基本とし、意図によって「カッパ」や「河童」を使い分けています。読みにくいと思いますがご了承ください。

四万十の木々で作られた館内を歩いているとどこか懐かしさを感じさせてくれます。

しかし、こんなところにもかっぱ…。これはすこし怖いかも…。

 

Rikky
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スターウォーズのヨーダに少し似てませんか!?。

カッパ造形大賞

「カッパ造形大賞」とは、日本に棲み、日本全国に伝承として残る河童(かっぱ)を四万十川という地で後世に伝えていくため、フィギュアとして造形するコンテストです。

日本全国のフィギュア造形家の方々が創造し作られた、かっぱの造形作品1700点の応募の中から、大賞を含む600点もの芸術作品が展示されています。

あなたのカッパが四万十川の住人になる。オモロイと思わへんか?

日本全国、川のある所なら、水のある場所なら、そこには河童伝説があり、また伝承なども残されています。つまり、どなたであっても河童をイメージすることはできるのです。

すべての日本人の頭の隅っこには、河童を棲まわせていると言えるでしょう。河童は日本の伝統的な妖怪であり、多くの人が親しんできたキャラクターであります。

その河童たちが、なぜこれまでフィギュアづくりの対象にならなかったのでしょうか?それは河童が余りにも身近な存在であったせいかもしれません。

河童こそは、日本の誇るキャラクターであり、(中略)すばらしいと気付いた私は、「四万十川カッパ造形大賞」を設け、全国のフィギュアづくりをされている人々に呼びかけました。

そして、応募して頂いた河童作品のすべてをここかっぱ館で保存し、展示することにしたのです。

ひとりひとりの頭の中にそれぞれのかっぱのイメージが棲んでいます。ぜひ、あなたのかっぱを探してみてください。

館長

引用:海洋堂かっぱ館 「カッパ造形大賞とは」より

個性溢れる木彫りのかっぱ達

海洋堂かっぱ館に近づくと姿を見せる木彫りのかっぱ達…。

Rikky
Rikky

左のはかっぱと言うよりも、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪あかなめに似ているような…。あかなめは垢を舐める妖怪です。

どうやってこのかっぱ達を作っていると思いますか?なんと、チェーンソーで彫られているのです!杉の木は柔らかく加工がしやすいそうで、地元の四万十の杉の木を使用しているそうです。

Tomomi
Tomomi

チェーンソーは彫る工程で大小さまざまな種類を使い分けるそうですが、まさに職人技ですね!

館内のビデオ上映コーナーではチェーンソーを使って木彫りのかっぱ像を制作している映像を見ることができます。

重機に乗っていたり、巨大カマキリに乗っていたり、ダイバー姿のかっぱも…。

Rikky
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アームシリンダのような細い場所も見事な彫刻です!これは超絶技巧という言葉がぴったりの職人技ですよね。

かっぱ館のそばには四万十川に合流する清流、打井川が流れています。川辺で元気に遊ぶ姿のかっぱを見ていると、「河(川)」で遊ぶ「童(わらべ)」=河童(かっぱ)と、こどものイメージが湧いてしまいますが、河童は決してこどもだけではありません。

全国から集まった個性あふれるかっぱ達

先ほどの「カッパ造形大賞」に、日本全国から応募された秀逸なかっぱのフィギュアが展示されています。上の写真左上にあるように館内に展示された作品は写真撮影可能になっています。

Rikky
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ショーケースを縫う様に通路があり、前面だけでなく背面までガラスのケースで展示されているため、作品の背部までじっくり鑑賞できるのがこの「かっぱ館」の特徴のひとつですね。

冒頭で語りましたが、未確認生物である「かっぱ」は人それぞれ十人十色で、一億人の人がいれば一億種類のかっぱが頭の中にいます。

「かっぱ」と聞いて思い浮かぶ文字も人それぞれ、「かっぱ」であったり、「カッパ」であったり、あるいは「河童」かもしれませんし、「エンコ」が思い浮かぶ方もいるかもしれません。

「かっぱ」に対して悪さをする悪い妖怪という認識の人もいれば、草食系の可愛い妖怪という認識の人もいるかもしれません。妖怪ではなく「神話」に登場する水神のように捉えている人もいるかもしれませんね。

そう、ここには作者の数だけ違った「かっぱ」がいるのです!

Tomomi
Tomomi

私の中のかっぱはキュウリよりもお酒が好きなイメージね。お酒の黄桜のイメージかも。

作者一人一人のペンネーム、作品名、思いが綴られている

色形はもちろん、材質様々に作者一人一人がいろんな思い、願いを込めて作ったかっぱ(えんこ)達。その1つひとつに作品名やペンネーム、そして作者の「かっぱ」に対する思いが記されているのです(一見の価値あり)。

かっぱといえば、悪さをする妖怪のイメージのように私は思っていましたが、作者の方々はかっぱを地蔵に見立てたり、仏教の蓮に見立てたり、女子高生であったり、現代に生きるかっぱ(ハゲ)であったり様々です。

Rikky
Rikky

こどもの時に見たかっぱを、記憶を頼りに作ってみたという方もいました!

Tomomi
Tomomi

中には、90歳代の作者の作品もあったけど…。ホント?

Rikky
Rikky

「黄金製ロボット型手招きをするカッパの女神」のことか…。あの造形センスとペンネームは90歳代とは思えないね。しかし素晴らしい作品だった。

屋外展示

かっぱ館の敷地内には瓦葺き屋根の古民家が移築されていますが、この古民家は明治時代に建てられたもので、125年の時を越えて2016年8月に移築されたそうです。柱や梁は当時のものをそのまま使用しています。

かっぱ達が薪(まき)でご飯を炊いたり、囲炉裏を囲んで寝転がったりして暮らしています。

Rikky
Rikky

こんな愛嬌のあるかっぱ達と一緒に暮らしていると毎日が楽しくなりそうですね!

古民家の中の様子。囲炉裏の横で寝ているかっぱにほのぼのします。襖(ふすま)にもかっぱが描かれていますね。

この襖絵は山口県岩国市の女性絵師によって、かっぱ館が建つ打井川に伝承される「馬之助物語」が描かれています。

馬之助の伝承は200年ほど昔にさかのぼります。奥打井川に年貢も納められない貧しい子沢山の百姓一家があって、毎日の食べ物にも窮するような生活をしていました。子供の中でも7歳になる馬之助は盗みはするし、子供はいじめるという悪ガキで、思い余った親は一の又谷に捨てたというのです。十日ほど経ってから、父親がそっと見に行った時には、あかいこ(沢ガニ)などを食べていました。しかし一ヶ月ほどすると、忽然と姿が消えてなくなったと伝えられています。

引用:かっぱ館 館長が語る「馬之助物語」より

当然、7歳のこどもが一人で生きていけるわけもなく、馬之助はその後、霊となってこの地に暮らす人に祟り(たたり)をもたらしたという話でした。

Rikky
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しかし、家庭環境からして今の時代では親の責任が問われる伝承ですね。

馬之助が祀られた「馬之助神社」はかっぱ館の近くにあり、こどもの息災や子授かりの祈願で有名な神社となっており、現在は多くの参拝者が訪れているそうです。

古民家の裏手には河童神社が建立(こんりゅう)されており、おみくじガチャガチャを回すことができます。(1回300円)
ガチャガチャの中には海洋堂製の根付フィギュアとおみくじが入っていました。
河童神社の前には無数のかっぱ像が立ち並んでおりその光景は圧巻の一言。

Rikky
Rikky

よーく見ていると、中には面白い恰好をしたかっぱがいるかも!?

 

体験イベント

夏休みイベントなど、定期的にイベントが開催されています。

フィギュアや模型で名を馳せる海洋堂だけに、ジオラマづくりであったり、かっぱ館だけに「かっぱの色塗り教室」であったり。

「かっぱの色塗り教室」はかっぱのフィギュアに自分で色を塗って完成させるもので、オリジナルのかっぱフィギュアを手に入れることができます。人気の恒例イベントのようです。

自分で塗ったオリジナルのオンリーワンは愛着が湧きますよね。

参加費は一匹800円となっています。

常時開催されている教室ではないので参加したい方は事前に確認したほうが良いですね。

食事メニューはかっぱカレーのみ

かっぱ館にはレストランや食堂といったものは併設されていません

ただ、ジュースやアイスクリーム、「かっぱカレー」を食べることのできる屋台、「かっぱ亭」が屋外に設置されています。

海洋堂かっぱ館へのアクセス途中には道の駅「よって西土佐」や「あぐり窪川」「四万十大正」など食事を摂れる道の駅がいくつもあります。かっぱ館には食事メニューが「かっぱカレー」しかないため不安な方は前もって食事を済ませていたほうが良いかもしれません。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップではかっぱ館オリジナルのかっぱグッズやかっぱフィギュアが売られています。近くにある海洋堂ホビー館でも買えないここだけのオリジナル商品です。

海洋堂だけに動物やアニメキャラクターのフィギュア、ガチャガチャももちろんありました。また、地元の水車屋(みずぐるまや)と海洋堂のコラボレーションした芋けんぴも人気のようですね(フィギュアのおまけ付き)。水車屋の芋けんぴは有名ですね。

 

まとめ

海洋堂かっぱ館は日頃の喧騒を忘れさせてくれるのどかな場所にあります。

自然豊かな場所で風に触れながら屋外の木彫りのかっぱ達に癒されるも良し。打井川で川遊びがてら、かっぱに会いに来るのも良し。木造でどこか懐かしさを感じさせてくれる館内を歩き、全国の造形家が創造した芸術・造形作品に感服するもまた良し。

ただひとつ言えることは、このかっぱ館の一番の見どころは間違いなく「カッパ造形大賞」であり、応募作品として展示されている芸術・造形作品の数々はその創造力の凄さと完成度の高さに驚かされるということです。

絶対に自分では想像もできないような多種多様なかっぱ達に出会えるはずです。

そして、作品に込められた思いが示すように、かっぱって本当にいるんですね!

 

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